Now here’s my turn...
I’d like to introduce you some stories from a comic. The title of the comic is “Mind Assassin”.
The story is about a man with supernatural power to remove people by loosing their mind and memory. He works as a doctor and accept worries of his patients. In the case which the patient can’t get out of trauma, he uses his power to erase it so that the patient can live happily.
The main characters are: Kazui Okumori(奥森かずい), the doctor and his adopted child, Koyata(虎弥太).
There are various kinds of spoken Japanese in the text. It may be interesting for Japanese learners.
I punctuated the text accordingly and divided the whole text into some sections.
I’m going to give my translation by the section.
Any corrections of the translation are highly appreciated. And any questions about Japanese are welcomed.
Please translate them into English or Russian if you like. I’d like to see how do you do it.
#1悲しみを継ぎし者
1.1.1(At the clinic, Kazui with a boy who has caught a cold)
かずい:はい、じゃ袖まくって下さい。
大丈夫、痛くないですよ。
(The boy runs out of the office)
かずい:あっ・・・ちょっと・・・どこ行くんですかっ 田中くんっ 田中・・・
(Kazui hit himself on the head at the top frame of the door to the waiting room)
ゴッ
かずい:あう
患者:・・・・・・奥森先生?
少年:わーっ本当だっ、本当にぶつけた、でけ~
少年の友達:なーっ本当だろ!?オレんときもやったんだぜーっ
1.1.2
少年の母:もうしわけありませんでした。ほら、正(ただし)っあんたが謝るんでしょ!!
かずい:いえいえ、僕の不注意だったんです。いつものことですけど・・・
正:先生、またカゼひいたら来るね。今度はオレも友達連れて来るからさ。
かずい:え・・・
正:みんな先生のこと見たいって言うんだぜ、おもしれーから。
母:何言ってるのっ ここは遊び場じゃないのよっ
正:先生さよーならーっ
かずい:はい、さようなら。車に気を付けて帰るんですよー
1.1.3
(Koyata carefully appears from the living room)
かずい:今のが午前中の最後の患者さんですよ。
虎弥太:かずい、ごはん食べよーっ 早く、死にそう
かずい:何を言ってるんですか。毎日そう言うから10時のおやつのどら焼き置いておいたでしょう?なぜこれ を食べないんですか。
虎弥太:あのね・・・ かずいもね、おなかすいてると思ってね、残しておいてあげたの。
かずい:この子は・・・ そんなこと言ってまた大好物のアンコだけ食べましたね?
虎弥太っ 待ちなさいっ どこへ・・・
ゴッ
かずい:うわっ
虎弥太:大丈夫?
1.1.4
(There run into a girl and a man)
バンッ
かずい&虎弥太:!!
男:このガキ!!さんざん手こずらせてしまいにゃこんな所に逃げこみやがって。ほら、こいっ
少女:がたがたうるせぇよっ
かずい:え
虎弥太:う・・・
1.1.5
少女:あたしこの病院に通院してるの。勝手に決めつけて追いかけてこないでよ、変態おやじ
男:この女、なめやがって
(The man notice Kazui)
男:あ・・・ここの先生でいらっしゃいますか。私はこういう者です。ご迷惑かけてすいません。
(He shows police officer’s ID)
刑事:こいつはタチの悪いやつでいつもこういう所に逃げ込むんです。すぐ補導しますから。
かずい:はぁ・・・
1.1.6
少女:病気で通院すっから学校休んでるだけだろ、ふざけんな
刑事:先生、こんな女見かけたことありますか?通院なんてしてませんよね
かずい:あの・・・たしかにこの方は通院してはいませんでした
刑事:ほら見ろ、さぁ、こいっ
少女:さわんな、エロじじい
かずい:だから今日が初診ということになりますけど
刑事:え・・・
1.1.7(The man goes out)
かずい:それじゃ、もうちょっと待ってて下さい、虎弥太
虎弥太:ねぇ、かずい。やめた方がいいよ、きっと殺されちゃうよ。ぼく知ってんだ、あのカバンの中ねヨーヨ ーとか入ってるんだよ
少女:入ってねーよ
1.2.1(At the office)
少女:ねぇ・・・ なんで助けてくれたの?
かずい:助けた・・・? ・・・じゃ、本当に病気じゃなかったんですか?
少女:うそぉ~っ ま、あたしだって別に悪いことしてたわけじゃないから、逃げることなかったんだけど・ ・・
かずい:お名前は?
少女:ホントに何もしてないって、それどころじゃなかったんだよ
かずい:知ってますよ。でも病気で来たということなら診察券必要じゃないですか
少女:夜志保・・・山下夜志保。
(In front of the clinic)
刑事:くそ・・・ここの医者さえジャマしなきゃ今日中に片付いたのに。早くしないとあの女何するかわからん 。とにかく急いでなんとかしなくては・・・
1.2.2(At the office)
かずい:それじゃ山下さん、今度必ず保険証持って来て下さい。
(Looking the card in the hand)
夜志保:奥森医院・・・奥森先生ってゆーんだ・・・変わってるね。
かずい:え?そんなにめずらしい名字じゃないと思いますけど
夜志保:先生が
1.2.3
夜志保:背でかいしピアスしてるし医者に見えないし・・・人の言うことすぐ信用するし・・・そ れでさ・・・
変わってるついでに聞くけど・・・何この精神と記憶に関する相談って。
かずい:それはボクが精神と記憶を壊せますということなんです。
夜志保:壊す?
かずい:その人の為にならない精神や記憶を壊すんですよ。
人間というのは一見強いようでも、その精神はとても繊細なんです。一端キズつくと自分の力では立ち 直れないこともあります。キズついた記憶に縛られ幸せになれないどころか生きる力まで失ってしまった人達・ ・・
そういう記憶を壊すんです。その人が生きてまた幸せを見つけられるように・・・
1.2.4
夜志保:先生変わってるってより・・・変
かずい:へ・・・
夜志保:どこにそんなこと出来るやついるんだよ。バカにしてんの?大体、本当に出来るくらいな ら・・・
かずい:さっきの・・・ボクと一緒にいた子、何歳(いくつ)に見えましたか?
夜志保:当てたらいくらくれる?
かずい:やっぱりいいです・・・
1.2.5
かずい:彼は幼い頃心にひどくキズを負ってしまったんです。だからそれまでの彼の精神と記憶を全て壊してボ クが引き取り育てました。10歳で赤ん坊と同じになってしまったので未だに子どものようなことをしています けど・・・あれで一応18歳なんですよ。 全然信じていませんね?
夜志保:まぁね
1.2.6
かずい:ここに二つのどら焼きがあります。でもちょっと事情がありまして・・・両方ともアンコが入っていま せん。
(He takes off his pierced earrings)
夜志保:?
かずい:どちらにもアンコが入っていないのは覚えていますね?
(He touches her on the head)
1.2.7
かずい:さて、山下さん。どっちがアンコの入っているどら焼きでしょう
夜志保:こっち
かずい:どうぞ確かめてみて下さい
(She opens them up and finds no bean paste in the cake)
夜志保:(あっそういえばアンコが 入っていたことは覚えていたはずなのに・・・)
1.2.8
かずい:少しだけ記憶を消させてもらいました。つらい記憶を忘れてしまうことは現実から逃げることだという 人もいますが・・・そういう理論だけでは解決できない時だってあると思うんです。どうでしょう、信じてもら えましたか?
(He put on the pierced earrings)
夜志保:そのピアスって今みたいな変な力使う時はずすの?
かずい:え・・・まぁ一種の制御装置みたいなものですね
1.3.1
夜志保:だからださいんだーっそのピアス
かずい:え?
夜志保:あたしのピアスの方がかわいい。これあたしに似合うから。一番気に入ってるの。
要するにださいかださくないかって似合うか似合わないかってことよ。あたしは似合ったものじゃなき ゃいやなの。しょうがなくて付けてるのは似合ってるのとは違うの
かずい:そ・・・そうなんですか・・・でも・・・ 話が・・・
夜志保:あいつは、あたしに一番似合ってた
1.3.2
(She hands clip of an article to Kazui)
(少年刺殺される
グループ同士の抗争
十日午前三時頃渋谷区代々木の路上で少年の刺殺死体が発見された。被害者は渋谷区本町三丁目に住むスナック アルバイト伊藤鉄也さん(17)。伊藤さんは渋谷の少年グループに所属していたため、警察では少年グループ ・・・)
かずい:これは・・・
夜志保:それがあたしに一番似合ってたあいつだよ
1.3.3
夜志保:そこにケンカで刺されたってなってるでしょ、でもそれウソ。あたしだけは本当のこと知 ってるんだ。あいつは殺された
本当に・・・あいつは殺されたんだよ。あたしにばっか幸せになってほしいとか言っとい てね。
あいつやばい仕事してるって言ってた。殺されるかもしんないから、オレと一緒に逃げないかって・・ ・
でもその時・・・ずっと連絡もしてこないで何言ってんのって・・・ロクに話聞かないで電話切ったん だ。
あいつの死を知ったのは次の日の朝・・・ 新聞でその切り抜きの記事見て・・・
1.3.4
夜志保:でも泣けなかった。悲しいってよりくやしかったから。
あいつを信じなかった自分と・・・あいつを刺したやつに対して・・・
それ以来ずっといらいらして躍起になって犯人を探しまわった。でも結局あのうるさい刑事に毎日追っ かけられただけだったけど
どうしてもあいつ殺したやつ見つけてブッ殺すんだ
後はあたしが幸せになる。あいつの口ぐせだったから。あたしに幸せでいてほしいって・ ・・
かずい:それはどうでしょうか・・・
あなたの言う幸せと彼の言っていた幸せとは違うんじゃないですか?
1.3.5
夜志保:な・・・なんだよそれ・・・・・・そんなのあたしの勝手だろっ
あんたにとってもあいつにとっても幸せじゃなくたってあたしには幸せなんだよ、それが
そりゃ・・・あたしだって・・・
忘れられれば楽だと何度も思ったよ・・・でもだめなんだよ。
あたしのせいなんだ・・・あたしがあいつを信じなかったから・・・
1.3.6
かずい:壊しますか、記憶・・・
夜志保:先生・・・もし先生の彼女があたしみたいな立場だったらどうする?先生のこと忘れちゃっても幸せに なってほしいと思う?
かずい:思いましたよ、昔ね・・・
夜志保:そっか・・・じゃあいつもそう思ってくれるかな
(Kazui erase her memory)
1.3.7
(At the living room after Yashiho has gone)
かずい:虎弥太―すいません、遅くなりまして・・・
(There are a couple of empty plates and Koyata’s sitting holding a fork. He gives a glassy stare)
かずい:お・・・おなかすいたでしょう~~~っ すぐごはんに・・・ん・・・
(Kazui finds a robot sitting on his chair)
かずい:これがボクの席に座っているというのは明らかにあてつけですね?
虎弥太:・・・・・・
1.4.1(Night, Yashiho with her friend riding on the bike)
夜志保の友達:じゃ、何?気がついたら知らない病院にいたっての?
夜志保:うーん・・・なんか、はっきり覚えてないんだよなぁーっ
友達:あぶねーよ、それって・・・薬かがされて変なことされたんじゃねーの?
夜志保:ばーか、たとえ意識がなくたってそんなやつブッ殺すよ
1.4.2
友達:久しぶりだなぁ、そういう夜志保。ここんとこずっとゾンビみたいだったからね、あの一件 以来。
夜志保:なんかあったっけ?
友達:ハハハハ。いーのいーのなんでもない。忘れちまったことなんて気にすんなよ。今が楽しき ゃいいんだ
1.4.3(Near Yashiho’s house)
友達:ここでいーの?家まで行くよ
夜志保:いーのいーの。うちのババァがうるさいんだ、その音聞くと
友達:じゃ、明日迎えにくっからさ
夜志保:サンキュ、じゃねー
(Yashiho’s friend goes home)
1.4.4
刑事:50CCバイクにノーヘルで二人乗り・・・・・・本来なら職務上おまえらをとっつかまえてやるところ だ
夜志保:は?だれよあんた。何わけの分かんないこと言ってんの
刑事:伊藤鉄也・・・というのだったら分かるだろ
刑事:知らねーよ
1.4.5
刑事:あいつは一度補導された時ある刑事と知り合った・・・なんでも、その刑事が署に押収された麻薬を持ち 出し・・・それをあいつが売っていたらしいな。でも一説じゃ、その刑事が伊藤を脅していたってゆーのもある 。もし麻薬を売らなきゃ・・・おたくの彼女を事件に見せかけて暴行させてやるってね
1.4.6
刑事:彼はしばらく麻薬を売り歩いていたが、そのうちその売り上げ金を持って逃げ出した。例の彼女と二人で 逃げるつもりだったらしいが、直前に彼女にふられてしまったんだよ・・・それでその夜・・・彼女だけでも守 る決心をしたのか、伊藤はその刑事を呼び出し殺そうとした。だが殺されたのは伊藤だった。もちろんその刑事 はやつの持ち金を取り返し、その事件も仲間同士のケンカだったと報告したがね・・・
1.4.7
刑事:ただ一つ・・・その刑事が心配していたのは・・・伊藤の彼女がもしかしたら自分を知っているかもしれ ない・・・
夜志保:なんであたしにそんな話すんだ・・・!!
刑事:だから、ずっと探してたんだろ?オレを・・・ 礼なんかいらないよ。今の話はほんの餞別がわりだから ね・・・あの世へ行く為の・・・
1.5.1(Yashiho’s friend on the street alone)
夜志保の友達:あ。夜志保のカバン入れたコインロッカーの鍵、持ってきちゃった。どーすっかな。ま・・・い っか・・・どーせ明日学校行かねーし…
1.5.2(The detective having a knife on his left hand)
刑事:さて・・・伊藤は仲間同士のケンカということで死んでもらったが・・・君はどうするかな・・・通り魔 による婦女暴行殺人なんてのはどうだ?なーに・・・そんな風におとなしくしてくれりゃ、すぐ・ ・・
(He get at her and tries to touch her on the face, she bites him on the right hand, blood drops down from his hand)
刑事:!! こ・・・この女・・・
夜志保:てめーのせいで・・・思い出したよ・・・何もかも・・・鉄也のことも・・・どれだけあたしがあんた を殺したかったか・・・ってことも
(He grins and charge the knife, stabs her)
夜志保:キャァァアアアーッ
1.5.3(At Kazui’s living room, Koyata’s watching a horror video with Kazui)
虎弥太:キャーッ
かずい:うわ、び・・・びっくりしたぁ。なんて声出すんですか、虎弥太は
虎弥太:止めて、怖い、怖い、怖い
かずい:これ見たいと言ったのは虎弥太じゃないですか。こんなのボクだって怖いですよ
虎弥太:だって・・・・・・勉強したかったんだもん
かずい:な・・・何を勉強したかったんですか・・・・・・ ちょっときけん・・・
虎弥太:いーのっ
1.5.4(Yashiho makes a call to Kazui from a park)
かずい:・・・・・・もしもし?・・・・・・もしもし?もしもし?
虎弥太:まさか・・・の・・・のろいの電話?
夜志保:せんせ・・・
かずい:ああ、もしかして山下さんですか?
夜志保:・・・・・・見つけたんだ・・・あいつ刺した男・・・
かずい:(記憶が・・・戻ってる・・・)
夜志保:今日あたしのこと・・・追っかけてきた刑事いたでしょ・・・あいつだったんだ・・・・・・ブッ殺し てやろーと思ったけどダメだった・・・・・・
かずい:どうしたんですか、山下さんっ何が・・・
夜志保:・・・・・・でもね・・・犬みたいにかみついてやったよ・・・右手に・・・
1.5.5
夜志保:死ねれば・・・幸せになれると思ってたけど・・・・・・先生の言った通りだ・・・全然幸せじゃない ね・・・・・・
かずい:山下さんっ 今、どこにいるんですかっ 山下さん
夜志保:公園・・・うちの・・・近く。先生・・・助けて・・・死ぬの怖い・・・
かずい:今行きます。すぐ行きますからそこ動かないで・・・・・・いいですね?
夜志保:・・・・・・先生・・・・・・
かずい:・・・はい?
夜志保:あ・・・・・・・・・ ・・・んん・・・なんでもない・・・待ってる・・・・・・
(She hangs up the phone)
夜志保:鉄也・・・
1.5.6(Yashiho’s friend on the street near the park)
友達:おかしーな。家にも帰ってないってゆーし・・・・・・やっぱ明日にすりゃよかったかな・ ・・
(She finds Yashiho sitting in the park)
友達:ん!?夜志保
1.6.1(At the park. Police and ambulance have arrived. There is a crowd of onlooker)
警官:はいどいてー
(Kazui arrives at the park and push his way through the crowd)
かずい:すいません、通してください
警官:あっ・・・ちょっと君・・・・・・
別の警官:おいっ 君・・・何を・・・・・・!!
(Kazui uncovers the body and finds Yashiho. The police pull his jacket)
警官
:ちょっと君勝手なことしてもらっちゃ困るんだ。ほら、ここは立ち入り禁止だ、出た出た
1.6.2
ニュースキャスター:それでは先ほど判明した電話ボックスの血文字については?
見物人A:そぉねー・・・犯人とかの特徴ならともかく・・・
かずい:すいません、血文字って・・・・・・
見物人B:ん、ああ・・・くだらないことよ。電話ボックスの下の方に何か書いた後ゴシゴシこすって消してあ ったから、警察が調べたら“あいしてる”って書いてあったんですって。まったく最近の子はドラマとか見すぎよねー・・・あ・・・どこ行くの!?
(Kazui goes up to the phone box and see the trace of erased blood letter which reminds him of what she said: あいつはあたしに一番似合ってた。どうしてもあいつ殺したやつ見つけてブッ殺すんだ。後はあたしが幸せにな る。あいつの口ぐせだったから。あたしに幸せでいてほしいって・・・)
1.6.3(Kazui get back home)
虎弥太:おかえり、かずい。どうだった?あの人に会えた?
かずい:こんなつもりではありませんでした・・・・・・ 彼女の気持ちを思えばこそ・・・・・・ボクは彼女 の記憶を完全に消せなかったんです・・・・・・
今はつらい思い出でしかなくても、いつか強くなれた時に・・・自分には大切な人がいたんだと思える はずだから・・・と・・・
しかし私が壊した記憶はそう簡単に戻ることはない・・・・・・
彼女はつらいだけの記憶を無理矢理思い出させられたのです
1.6.4(On the street, under the highway)
刑事:さみー・・・くそ・・・あの女のせいで遅くなっちまった。手はいてーし・・・ったくとんでもねー一日 だった・・・
(He finds Kazui standing on the street)
刑事:な・・・なんだ・・・おどかさないで下さいよ・・・ え・・・と・・・あ、昼間のお医者さんでしたね 。こんな時間にこんな所でどうしたんです?だれかと待ち合わせですか?
かずい:その・・・手、どうしました
刑事:あ、これですか?いやぁ、犬にかまれましてね・・・どうも犬とは相性がよくないんですよ。それじゃ、 私は急ぎますんでこれで・・・
かずい:その犬・・・山下夜志保という名じゃなかったですか
1.6.5
かずい:私は待ち合わせなどではなくあなたを待っていたんです。彼女の記憶が戻ってしまう程、残酷な殺し方 をしたあなたをね
刑事:いくらほしいんだ? 口止め料がほしいんだろ?私はこう見えても用心深くてね。不安な要素は出来るだ け穏便に片付けることにしてるんだ。だからその為の出費や努力はおしまない。こんな風に・・・ ・・・
(He pulls on the knife but get caught by Kazui)
かずい:おまえはいつか法によって裁かれるだろう。しかしそんなものでは彼女の悲しみや苦しみ は癒されない
刑事:おいっ はなせ・・・何をするんだっ ま・・・待て、金ならやるっ いくらでも・・・
(Kazui uses his power)
かずい:もうこの力で・・・Mind Assassinとして・・・二度と殺しはしたくなかった
1.6.6(After Kazui has gone, police and doctor on the street)
警官:死んでいるのか?
医者:いえ・・・心臓だけがかろうじて動いている状態ですね
警官:こいつは持病もないし他殺じゃないのか?
医者:他殺って・・・普通の人間がこんなこと出来るはずないじゃないですか
1.7.1(A few days after, Kazui and Koyata is walking on a street. Koyata has a bouquet in his hand)
虎弥太:ねーかずい。ぼくこの前の映画、全部見たよ。でもやっぱり勉強になんなかった。ぼくも殺し屋を勉強 すればかずいと同じ気持ちになれるから、かずいが寂しくないと思ったんだけどな。今度はお医者さんのにしと くね
(He put the bouquet in the corner of the park)
虎弥太:ここでいい?
かずい:そうですね
虎弥太:あ、こっちの人のお花、お水ないや。入れてきてあげよっと
1.7.2
(Yashiho’s friend stops her bike at the side of Kazui)
友達:奥森センセでしょ。背やたらでかいって聞いてたから、すぐわかった
かずい:え・・・ど・・・どちら様で・・・
友達:ふ―――ん・・・なるほどね・・・ 夜志保からの伝言・・・っても死ぬ間際だったから遺言か・・・ “先生なら似合うよ”って言って渡すようたのまれた。あの子は最後まで素直じゃなかったけどね。よ うするにありがとってことだよ
1.7.3
虎弥太:ねー何もらったの?見せて
かずい:似合いますか?
(He put earrings on him)
虎弥太:似合うーっ 全然男に見えなかった
かずい:・・・複雑ですね